40代の主婦です。子育てをしながらフリーランサーとして自宅で仕事をしています。妊娠して会社を辞めたときに、個人事業主の届出をしています。仕事は出来高によって収入が変わるのですが、このところ、家庭と仕事の両立が難しくて芳しくない状況です。ただこの先もこの仕事で頑張っていきたいので、転職はせずに乗り切りたいです。先日、カードローンに申し込んでみましたが落ちてしまいました。おそらく肩書きの属性が低いせいだと思います。個人事業主でも借りられるローンがありましたら教えてください。
個人事業主専用のカードローンがあります
カードローンというと、ほとんどが個人向けです。パート、アルバイト、あるいは専業主婦でも借りることはできますが、本人や配偶者に安定した収入のあることが条件になります。安定した収入というのは、主に会社に勤めていることを指すようです。一方で自営業者では、収入が多くても審査に通りづらいと聞きます。フリーランサーで収入が毎月変わるとなると、若干不利なのかもしれませんね。
ですが、個人事業主向けのカードローンがあることをご存じでしょうか。数は多くありませんが、消費者金融でも扱っているところがあります。借りたお金は、生計費としても事業資金としても使えます。また、個人向けの貸付を規制する総量規制という法律がありますが、個人事業主向けのカードローンでしたら、総量規制の対象外です。つまり、消費者金融からでも年収の3分の1を超える額が借りられます。
ただし、個人向けカードローンのように、運転免許証だけあれば借りられる、というわけにはいきません。借り入れ先によって変わりますが、確定申告書や決算書、営業許可証など、いくつかの書類を用意して提出しなければならないようです。少し面倒かもしれませんが、カードローンは一度契約しておけば必要なときに借入ができて便利です。いざというときのための保険として検討されてはいかがでしょうか。
個人事業主の方を対象にした融資制度の特徴とは
個人事業主の方を対象にした融資制度としては、ビジネスローンという融資があります。これは中小企業を運営している方や、個人事業主の方を対象にしたもので、担保が必要ない事が多く、保証人も用意せず融資を受ける事が出来ます。又、審査に必要な書類の提出も手間のかかるものではなく、短時間で事業資金を借りることができます。
このビジネスローンには銀行系の融資があり、金利が低いことが大きな利点となっているのです。そのため、高額な資金を借りる必要がある場合でも、金利負担を抑えることが出来ます。また、銀行系の融資は返済期間も長く設定でき、事業資金の計画を立てる上でも活用しやすいものとなっているのです。しかしながら、この銀行系の融資は審査に日数が必要で、急遽事業資金が必要な場合には、融資を受けられない可能性もありますので確認が必要です。
事業資金の調達では、多くの場合は公的融資でまかなうことが一般的です。この公的な融資とは低利で利用しやすいのですが、融資を受ける前の必要な手続きが多く、審査に長い時間がかかる事が大半です。その為、より利便性に優れた民間融資が活用される事が多くなります。この民間のビジネスローンは無担保で借入れができるものなどもあり、比較的手軽に高額な事業資金を借入れることができます。しかしながら、民間のビジネスローンのなかには、予め用途が定められているものも多く、開業資金には利用できない融資もあるので注意が必要になるのです。
一般的に、既に起業している個人事業主の方が、この融資制度を利用する場合は、決算書や事業計画書に加え、経営改善のための計画書などの提出が求められます。これらの書類は着実に企業を経営をするために必要なもので、審査でこれらの妥当性が認められなければなりません。その為、この融資制度を利用する際には、債務状況なども審査対象となりますので、融資を受ける前には負債は完済しておく事が必要になるのです。